CASE.008 コミュニティを ランドスケープからデザインする

この計画は分譲住宅地の外構計画である。

 

とは言え、緑を表層的な演出や喧噪を和らげるための抽象的な植栽ではなく、生活者の営みに密着した能動的な四季の緑と果実として捉え直し、建築空間と一体となった魅力的な外部空間をデザインしている。

 

「ランドスケープデザイン」を建築の設計と併せて進めることで、「建築」と「自然」と「人間の営み」、これらの関係が再確認され、そして建築設計へとフィードバックされる。

 

今までのような無機質で互いに無関心な街ではなく、コミュニティが自然と育つような「魅力的な街並み」を構想するために、「ランドスケープ」から「デザイン」する、そこが重要である。